メタボリックシンドロームとは!?
メタボリックシンドロームとは!?
今回はメタボリックシンドロームについて、診断基準とその為の予防についてご紹介させていただきます。
まず、紹介して行く前に脂肪は付く場所によって大きく2種類に分けることができます。
1つ目は、皮膚の下に付いている「皮下脂肪」というもので表面からつまめるもの。
2つ目は、肝臓や腸などの内臓の周りに付いている「内臓脂肪」といわれるものです。
一般的に、内臓脂肪は男性に付きやすく、皮下脂肪は女性に付きやすいと言われています。
この2つの中ですと内臓脂肪がメタボリックシンドロームに大きく関わってきます。
メタボリックシンドローム基準とは!?
メタボリックシンドロームとは、別名「内臓脂肪症候群」といい、「内臓脂肪蓄積を基盤にして、糖尿病・脂質異常症・高血圧などの生活習慣病の同時発症が起こっている状態」のことを言います。
代表的な生活習慣病とも言えるこの3つの症状が発症した際には、腸の周りについている脂肪、つまり内臓脂肪が大きく関わってきていると言われています。
皆さんも1度は耳にしたことのあるメタボリックシンドロームなのですが、その診断基準は、脂質値・血圧・血糖値の中の2項目以上が異常であり、ウエスト(腹囲)の増加による内臓脂肪の蓄積が伴う状態が判断基準となっています。
診断基準にウエストを用いることで、予防をしやすくなると思います。
では早速、診断基準なのですが、ウエストサイズ(腹囲、へそ周りのサイズ)が男性は85cm以上、女性は90cm以上が条件となります。
これにプラスして、血清脂質の中性脂肪(TG)の値が≧150mg/dl且つ、HDLコレステロール値が<40mg/dlに当てはまる方。
または
血圧の収縮期血圧が≧130mmHg且つ、拡張期血圧が≧85mmHg。血糖の空腹時血糖値が≧110mg/dlに当てはまる方。
この3項目のうち、2項目以上に当てはまった方はメタボリックシンドロームです。
メタボリックシンドロームと判断された方は、生活習慣病のリスクがとても高いと言えます
生活習慣病とメタボリックシンドローム
生活習慣病とは、日常の生活習慣が発症や進行に大きく関与する病気のことを言います。
食生活の乱れや喫煙、ストレスなどが主な原因となり、肥満もその中のひとつの原因なります。
特に、メタボリックシンドロームの場合、食生活を含めた毎日の生活習慣を改める必要があります。
ちなみに、メタボリックシンドロームと疑惑を持ちつつ放置しておくと脂質異常症・高血圧症・糖尿病などの生活習慣病を引き起こしてしまうリスクが高まります。
ここで勘違いしてほしくないのが、メタボリックシンドロームだから生活習慣病になる。というわけではなく、あくまで発症するリスクが高まる。ということをお間違いなく。
ならないためには何をすればいいの!?
簡単にいうと、メタボリックシンドロームは内臓脂肪の過剰蓄積になりますので、まずは、内臓脂肪を減らすような生活習慣を心掛けましょう。
内臓脂肪を減らすためには適切な食事と適度な運動が大事になってきます。
いきなり生活習慣をガラッと変えるのは難しいですし、ストレスにもなると思います。
ですので、例えば食事ですと、揚げ物の衣を取り除く・肉の脂身を取り除く・鶏肉の皮を取り除く。など少し工夫するだけでカロリーも脂質もかなり抑えることが可能になります。
運動面では、ジムに通うのが1番良いのですが、時間や金銭的に難しければ、歩いて行ける距離は車など使わず歩くようにしたり、駅や会社などで階段を使うようにしましょう。
さらには、家事などで身体を動かしたりなど日常的な運動でカロリーを消費するように心掛けましょう
まとめ
以上メタボリックシンドロームについて詳しく解説させていただきました。
まずは普段の生活習慣を見直し、皆様が出来ることから改善していくのがストレスなくやっていけるコツになります。
是非とも、上記のことを踏まえ、メタボリックシンドロームの予防・改善に努めていきましょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。